父ちゃんのポーが聞こえる~詩集

私は小説は殆ど読みませんが、ノンフィクション、詩集、絵本は好きでよく読んでいました。今日何気に思い出した詩集「父ちゃんのポーが聞こえる」で当時の記憶が蘇りました。


この詩集を買ったキッカケは当時片思いしていた男の子が蒸気機関車(SL)が好きだったのと映画化されていたので観に行く前にと軽い気持ちが手に入れた本でした。

不治の病で亡くなった人が書いた物とはわかっていましたが、そのひとつひとつの詩に命があり、普通の女の子の切ない恋心が綴られており、片思いの私には痛い程その気持ちが伝わり、泣きながら何度も読み返した詩集でした。

大切にしまっておいたはずなのに、何故かいつのまにか私の元から無くなっていました。
あれから何十年も経っていますが、何度も思い出しては、もう一度手に入れたくて本屋で探しても見つけられず、廃版になったと聞き諦めていました。

ところが久しぶりに今日検索をしてみたら、Amazonで中古で販売されていた事に驚き、 又読み返してみたいと思っています。

父ちゃんのポーが聞こえる―則子・その愛と死 (1971年)
父ちゃんのポーが聞こえる―則子・その愛と死 (1971年)

そして更に検索しているとあるサイトを見つけました。
そこにはこの詩集を読んで医者になると意志を固めた事、立山連峰の麓、高岡市〜富山市での出来事だった事、40年近くの歳月を経て当地に赴き胸が熱くなった事などが綴られていました。

一冊の詩集に心奪われて、医者になる夢を叶えた人がいた事実とそれほどまでに心に深く刻まれる詩であった事を知り、とてもとても感動しました。

そしてそこにはずっと思い出したかった「心の詩」も綴られておりました。
著作権上問題があるかもしれませんが、一部抜粋して引用させていただきます。

私は 健康で 明るくって
人から愛される娘になりたかった
そして平々凡々と一生を送りたかった
あたりまえの あたりまえの 女の子であってほしかった
でも そうでない私—

愛することはたやすいが、愛されることはむずかしい?
愛されたくて、愛したんじゃないといいきれる?

愛されるのは資格がいるけど
愛するのはいいでしょう?

苦しみぬいたと うぬぼれてはならない
苦しみきれぬと 絶望してはならない
たえず苦しめ 苦しみの上にあれ
そしてほほえめ
苦しみは 波のようなものではないか
磯岩をかむその波 波
海藻を洗う波 波

引用元:アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

どれも当時の私の心の中に強く突き刺さり、その痛みに涙し、彼女をひとりの女性として生かし続けたいと思った強烈に記憶に残る詩であり言霊でした。

このようなサイトに出会えた事、この言霊を残してくれた「松本則子」さんに深く感謝いたします。
真夏に星となった彼女の空を今年も立山のひまわり達が何度も見上げる事でしょう。

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